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フィリピンのダバオに旅してきた。
http://www.ichi-5.com/014-davao/001-1.html
そこでは路上で男たちが盤上遊戯、つまり将棋やチェスに興じる姿があった。
1995年頃にはタイやマレーシアでさかんに遊ばれていたし、
2000年頃にはベトナムでも路上の盤上遊戯がさかんだった。
そこから盤上遊戯の普及は近代化のメルクマールじゃいないか、
つまり路上で盤上遊戯が遊ばれると、その地域は近代化を始めるという仮説を立てていた。
近代化に後れをとったフィリピンだが、盤上遊戯の普及をみると近代化に入るのだろうかと思わせた。
最近、碁や将棋と、少し前にはチェスとコンピューターとの対戦で、人間が負けたことが話題になっていた。
盤上遊戯の普及で近代が進展したにもかかわらず、人間がコンピューターに勝てなくなったのは、
盤上遊戯で試された論理的な思考が限界に来ているのかもしれない。
考えてみると、これは近代が終わり次のステージに進みつつある暗示ではないだろうか。
なにせ女性がチェスの世界ランキングに入ってきたのだから。
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