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7月13日の東京新聞によると、
「夫が外で働き、妻は専業主婦がよい」を支持する人の割合が、
20~40代の男性で39.3%、女性で43.0%だったという。
しかも、「子供が小さいうちは、妻は育児に専念すべきだ」を支持する割合は、
同年代の男性64.4%、女性70.9%だという。
この記事には、女性が出産後も働き続けられる環境が十分でないから、
こんなに多くの人が性別役割分業を支持するのだという理由がつけられていた。
本当にそうだろうか。この理由はたぶん違うだろう。
働きたい女性や働かなければならない女性は、どんな環境にあっても働いているように思う。
今後、出産後の労働環境がどんなに改善されても、
「子供が小さいうちは、妻は育児に専念すべきだ」という意見が多数を占めるのではないだろうか。
小さな子供は専業主婦が育てるべきだという信仰が、我が国の男女を覆っているように感じる。
この信仰が、「女性は結婚して子供を産め」というヤジの背景にあるのだろう。
まずこの信仰を退治しないと、いつまでたってもヤジは繰り返される。
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