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宗教と心理学

 投稿者:ヨムヨム  投稿日:2014年 3月10日(月)17時16分59秒
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  宗教に対する捉え方はフロイトとユングとの間で大きく違うようです。フロイトは主に無意識の否定的側面に注目しましたが、ユングはむしろ肯定的側面に注目したところにも両者の違いが現れています。

例えばフロイトは患者の神経症の元となっているコンプレックスを解消すべき否定的なものと見なしますが、ユングはそのコンプレックスが解消され自我に統合されることはその患者の人格的な成長と見ることができ、その意味でコンプレックスや神経症そのものにも否定的な面だけではなく肯定的な価値が潜在していると考えます。

こうした両者の違いが宗教観にも表れるようです。フロイトは宗教を否定的に捉えましたがユングは宗教的な要素のなかには人が無意識的・本能的に求めるものがあるのだろうと考えます。患者を診察していても、合理的な人の自我(人格)が宗教を否定的に捉えていても、反面その人の無意識では宗教的な儀式や象徴性の核に触れることを強烈に求めるような潜在願望を示すことが少なくないということです。

こうした事は我々日本人には特に感覚的にわかりやいものかもしれません。特に宗教的な信心をもたない多くの人々がお正月には何となく神社へお参りし、お賽銭を投げ、神様に頭をさげてお祈りします。
 
 
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