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科学観について

 投稿者:ヨムヨム  投稿日:2014年 3月 8日(土)17時31分52秒
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  この点についても認識の差異を埋める必要はないのですが、たくみさんのとの間で漠然とモノの見方が違っている大きなポイントは科学という学問に対するイメージのように思います。

私ももうずっと以前のことでだいぶ記憶が薄れているのですけど、ある時期に哲学や科学の歴史や科学とはなんぞやという科学論について関心を抱いて学んだことがあります。その際に一番意外であったのは、科学と称される学問のなかでも純粋に科学の要件を満たせる学問は純粋数学と物理学のごく一部の限られた領域でしかないという事でした。

哲学は科学よりも厳密な思考を要求するので、神学論争のような結論の出ない議論を延々と継続しかねない。それでより手っ取り早く、現世的に役に立つ真理を得ながら、かつそれを普遍的・客観的なものと見なしうるような学問にする方法論として科学という枠組みが発せしてきたという流れであったかと思います。しかしこの緩められた科学的要件ですら、窮屈に過ぎて自然科学の中のごく一部の学問だけが満たしうるものだということです。そのためそれ以外の学問は「科学的」であるために、それぞれの領域で可能なかがりにおいて科学の方法論を取り入れた学問を行っています。これは歴史学や経済学や工学や文芸学が科学たり得ないと言えば、直接的にイメージしやすい問題かと思います。

そのため私は科学という学問の全体像について、基本的には(エセ科学ではなく)疑似科学的な学問という認識をもともと持っています。おそらくそうした事から、深層心理学が純粋科学や経験科学の要件を厳密に満たし得るものではないという事実から、そのまま宗教と等価であるかのように発想がつながらないのだと思います。

ただ人間のあらゆる活動に宗教性は絡んでくる問題ではあるので、その程度のいかんでいろいろな見方が成り立ちうるのかもしれません。この点についても、イエスかノーかを問う事にはあまり意味はないかも知れませんね。
 
 
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