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フロイトとアンゼンク

 投稿者:ヨムヨム  投稿日:2014年 3月 1日(土)13時10分11秒
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  このところユング派心理学についての本を読んでいます。その中でもフロイトの理論は比較対象として頻繁に参照されています。フロイトにしても、ユングにしても、「私はこう思う。だから私は正しい」というような論理的な飛躍が感じられてその妥当性が疑わしく思えるところがあります。しかしこの点については血液検査のような数値を取って推移を検証するということのできない深層心理を扱う分野としてある程度仕方の無いことなのかもしれないとも思います。部分的には直観に頼らざるを得ないのではないかということです。

直観にはたしかに間違いが含まれる可能性があります。神経症の病理モデルを「非適応的な行動パターンの学習」であろうと見なしたアイゼンベルクの直観にも説明可能な限界があるように思います。明らかに患者本人の不健康な生活習慣によってバランスを崩しているような事例についてはうまく説明しているように見えますけれど。

私の直観が言うところは神経症の典型的な病理モデルは「自己免疫疾患」のようなものに近いのではないかということです。環境に適応しようとする本来の内部システムの機能が複雑な外部環境の条件下で適応不順を起こし、その再適応のための内部的な反応が誤動作を連鎖して全体の自律性を損なっている状態という意味です。

このように捉えると、少なくともユング派が「いったん自我の活動を停止して無意識の自由な表現を許し、自己による再生へ向けた自然な促しを待て」という主張にもつながりますし、また「非適応的な行動パターンの学習」であろうと見なすアイゼンクの観点もその内部に含む認識になります。
 
 
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